個人的に気になったニュースを取り上げていますが、今回の以下のニュースについてはブログを運用している人には結構なじみがある問題かなと思います。
さいたま市主催「世界盆栽大会」のドメイン、第三者が取得 – アダルト広告サイトに
なお、内容については個人的な意見となりますので、予めご了承ください。
ニュースの概要
さいたま市が2017年4月に開催した「第8回世界盆栽大会inさいたま」の公式サイトで利用したドメインが、その後第三者によって取得され、現在はアダルト広告サイトとなっていることがわかった。
閲覧者から連絡があり、同市では事態を把握した。「第8回世界盆栽大会inさいたま」の公式サイトとしてリンクなどを行っている場合は、削除してほしいと呼びかけている。
問題のドメインは登録期間の終了後、複数の取得希望者がいたことからドメインのオークションに出品され、第三者が6月に4万5000円強で落札、取得したようだ。
類似したケースとしては、「Cyber3 Conference Okinawa 2015」の公式サイトに利用されたドメインが、その後第三者によって取得されたケースがある。
元々さいたま市が主催したイベントのドメインがアダルトサイト業者に渡ってしまって、その後アダルトサイトとして運用されていたとのことですね。
今まで市が使っていたドメインがアダルトサイトになってしまったので、さいたま市自体が悪いわけではないですが、風評被害の格好の的になる可能性があるので、市として対応を行う必要はあるのでしょう。
インターネットを使用した色々なビジネス(善悪は問いません)があるので、一度取得したドメインの管理も今後は気を付ける必要があるということは、大変になるな~と感じました。
ところでなんで他のところが使っていたドメインをわざわざオークションで数万円も払って取得するのでしょうか?
それは各ドメインには通称「ドメインパワー」というものがあるからです。
ドメインパワーとは?
ドメインパワーとはその名のとおり、そのドメインがもつ力(パワー)です。
これが強い(高い)と何が良いかというと、google等の検索エンジンでTOPの方に表示されることが多くなります。
そうすると、そのドメイン(サイト)に来る人が増えていきます。
なので、ドメインパワーが高いドメインは多少お金を払ってでも欲しい!という人が出てきます。
今回のさいたま市の例では市で運用されていたドメインということもあり、google等の検索エンジンからの評価もある程度高かったのではないかと推測されます。
それでそのドメインを取得してアダルトサイトにして広告費を稼いでいたのではないでしょうか?
ではそのドメインパワーというのはどこで計ったらいいのでしょうか。
google先生に聞いてみると以下のサイトがヒットします。(如何わしいサイトではないのでご安心を)
ここでドメインパワーを計測することができますので早速私のサイトを調べてみましょう!
なお、少し前までは登録なしで使用できていたのですが、今は会員登録が必要みたいですね。
会員登録はそんな手間ではなく、ID、パスワード等の基本的な内容を入れて登録できます。
以下のように赤枠の個所に調べたいドメインを入力して、検索ボタンを押します。
するとすぐに結果が表示されます。
赤枠に囲われた箇所がドメインパワーを示しています。
結果は「8」となりました・・・
このサイトを公開して少し経ったときに試したときは「1」だったので、少しマシになったんだと思いましょう。
ちなみに天下の「google.com」で検索すると以下になりました。
流石ですね。っというか100じゃないんだ。
ニュースの話題からずれるので簡単にドメインパワーをあげる方法を記載しますと、ブログであれば記事をちゃんと定期的に更新して、google等の検索エンジンから有能なブログだと判断され続ければ上がるという感じになっているそうです。
どうやってドメインって買うの
よく聞くのは「GMO」が運営している以下ですかね。
ニュースのドメインのオークションもこのサイトなのではないかと個人的には思っています。
※知っている方がいたら教えてください。
ブログで生計を立てている方は比較的有名なドメインを買って、それを自分で再運用するという方法を取っている方も多いとか。
私は今のサイトのドメイン名である「nekotosec.com」が気に入っているので、特に購入をする予定はありませんが、ブログを作成してすぐに人がたくさん来てほしいと思っている方はドメイン購入して、それを運用することも一つの手段としてありではないかと思います。
※ただ、作って終わりではなく続けていく必要はあるかと思います。
最後に
ニュースの話題からドメインパワーの話題まで記事にしました。
※サイトのドメインパワーも上がっていることが分かったので少しうれしかったです。(まだまだ低いですが・・・)
運用の話をすると、役所や企業等においては一度取得したドメインを手放すと、どこで誰が再取得して何にしているかを追うことが難しくなるので、ドメインの管理も今後行う必要があるのではないでしょうか。
※しかも今回のようにアダルトサイト等にされても、既に手放しているのでそのサイトに文句も言えない可能性があります。
一件、セキュリティとあまり関係ないかもしれないですが、ブランドイメージの低下を防ぐための対策は立派なセキュリティ対策であると考えています。
今一度過去に取得したドメインを手放している組織の方はチェックしてみては如何でしょうか?
不明点や要望やこういったこともやって欲しいとの要望があれば、お問い合わせページやコメント、ツイッターからでも結構ですので、気軽にご連絡ください。
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