VMにMagentoの環境を構築しよう

セキュリティ

とある案件でMagentoを調べることがあり、今まで構築したことがなかったので、この機会に構築して遊んでみます。

なお、構築と書きましたが、そんなに大したものではないので緩く見ていただければと思います。

実際に構築する際はAmazonや他のレンタルサーバ等で構築すると思いますが、VMで取り合えず触ってみたい人用です。

Magentoってなんだろう?

まずは「Magento」というものを知らない人も多くいると思いますので、それについて解説します。

Magento(マジェント)は、2008年にカリフォルニアのVarian社によって開発発表されたオープンソースのECプラットフォームです。
多言語・多通貨、また複数のECサイトを、一つのMagentoインストールで構築/管理することができるので、非常にコストパフォーマンスに優れたグローバルな展開が実現できます。越境ECサイトの運営は、ユーザーの反響を見ながら試行錯誤してサイトを更新していくことになりますので、オープンソースのMagentoを自力で使いこなすことができれば、越境ECに理想的なオールインワンのツールを手にしたことになります。
参考:https://magento.dekirumonn.com/

上記通り、ECサイトを構築するためのプラットフォームですね。

日本では「EC-CUBE」が流行っていますが、海外だと「Magento」の方がシェアが高いようです。

ECサイトを作成する際に日本の会社でも海外からの購入を意識した作りになることも多いはずです。

そういった際にMagentoを候補の一つとして考えるのもいいかもしれませんね。
※ちなみに私はMagentoの回し者ではありませんので悪しからず。

構築

まずはサイトに行ってファイルをダウンロードしてきます。

Magento Virtual Machines

上記リンクではVMのイメージファイル(OVA)をダウンロードできます。サイトの赤枠の個所を押下します。

すると初回は以下のように認証を求められます。新しくアカウントを作成してもいいですが、googleアカウント、Facebook、GitHubでも大丈夫なようですので好きな方法で認証しましょう。

するとファイルがダウンロードされます。そこそこ大きなファイルですので通信環境によっては時間がかかります。

ダウンロードできたら、VMで読み込みます。

LAMP環境を作成した際は「新規仮想マシンの作成」でしたが、今回は「仮想マシンを開く」を選択します。

そして先ほどダウンロードしたファイルを選択します。

するとインポートするかどうかのダイアログが上がりますので、任意のディレクトリ(今回はそのままで変えていません)を選択し、インポートボタンを押下します。

ここまで行けばOKです。

早速起動してみましょう!

インポートしたファイルを選択し、「仮想マシンの再生」を押下します。

さて、以下のようにログインを求められますので、ID「bitnami」、PW「bitnami」と入力します。

成功すると、以下のようにパスワードを変更しろ!とメッセージが出ますので、任意の値に変更します。

パスワードが変更出来たら、IPを確認してブラウザからアクセスしてみます。

$ ip addr
#ifconfigではないので気を付けて

私の環境だとIPアドレスは「192.168.11.8」となっていました。

早速ブラウザを開いてアクセスします。以下のように表示されればOKです。
※例:http://192.168.22.8/

最後に

今回初めて、「Magento」を構築しましたが、OVAファイルをダウンロードできたので、かなり簡単に作成できました。(構築ってほどでもないですね。)

JVNに脆弱性を報告したこともあるのですが、こういった触ったことのないCMSでも環境の作成をできるようにしておくと色々捗ります。(脆弱性の検証とか)

「Magento」についてはせっかく用意ができたので、脆弱性の検証等をやろうかなと思います。
※脆弱性が見つかったら、JVNへの報告方法を記載しようかなとか考えています。

このCMS環境の構築をやってほしい等あれば、依頼頂ければ可能な範囲で対応しますので、気軽に連絡をお願いします。(有料のはきついですが・・・)

不明点や要望やこういったこともやって欲しいとの要望があれば、お問い合わせページやコメント、ツイッターからでも結構ですので、気軽にご連絡ください。

コメント